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第1話：「ごめんね、我慢できなくなっちゃった」

友達に誘われ渋々参加した街コンで、イケメンに話しかけられて、思わず一人会場を抜け出す「小南静歌」。実は男性に対して苦手意識がかなりあるのだ。そんな静歌が一人で座っていると話しかけてきたのは超美人ギャルの「霧島涼」。同じくつまらない様子の涼に話しかけられ、二人は会場を後にした。お酒を飲みながら二人は会話に花を咲かせて、意気投合。酔った静香は涼の部屋に泊まることに。部屋のドアを閉めたら突然涼は静歌の唇に接吻し始めて…声と膨らんだ股関から、なんと涼は女装した男だったのだ！

第3話：「どう？俺のホントの姿」

涼との関係に悩んでいた静歌は友達の「倉谷奏介」に相談していた。実はこの奏介、一方的に静歌に好意を寄せていたのだ。そんな時携帯に着信が…知らない番号だったが、出てみると、なんと霧島涼だったのだ。謝罪がしたいとのことで、部屋にきて欲しいと言われた静歌はハッキリ関係を絶ちきろうと決意し、涼の部屋へ向かった。玄関をあけ、部屋に上がると、風呂上がりの全裸の涼と鉢合わせ。女装姿しかみたことがなかったが、なかなかのイケメン男子だった。意外な一面をみた静歌は、涼との関係を切る決意が揺らぎ始める。涼は謝罪と称し、またエッチなことをしてくるのかと思いきや、ショッピングで服を買ってくれるとのことだった。その間にも、イケメンなのになぜ女装しているのかなどと、静歌は涼に複雑な疑念を抱いていた…何着か服を選んだ涼は、静歌と試着室へ入り、そのまま静香の胸を…

第4話：「静歌ちゃん、好きだよ」

遊びならやめて欲しいと涼に訴える静歌。それに対して「遊びじゃなく本気」だと答える涼。静歌はこのセリフを聞きドキドキしてしまっていた…その後汗をかいて女装を解いていた涼。一方、店の外で一人で待っていた静歌の元にナンパ男2人組が現れた。からかわれて涙ぐむ静歌の元に涼が帰ってきてナンパ男を振り払ってくれた。その時、男子姿の涼をみた知らない女の子が大声で騒ぎ始める。なんなのかわからず困惑する静歌の腕を引っ張り、涼と静歌は近くのホテルへと走り出す…

第5話：「本気じゃなきゃ、こんなに執着しない」

ホテルへ逃げ込んで難を逃れた二人。誰にも邪魔されない空間で、静歌は涼の本音を聞き出そうとすると、涼は躊躇いなく「静歌ちゃんが好き」だと告白してきた。ベッドで愛し合った後、涼は「付き合ってほしい」と告白するが、静歌は「自分の気持ちがわからない」と一旦断った。静歌が男性が苦手なことも考慮した涼は「彼氏候補として近くにいたい」と告げると静歌は「女装の涼からなら大丈夫」と承諾する…

第6話：「俺のこと、ちゃんと見てほしくて」

休日にテーマパークに遊びにきた二人は、一日中デートを楽しんだ。この頃には既に静歌も涼のことをかなり好きになってしまっていた。そして、静歌は前から気になっていた疑問をぶつけた。「なぜ涼は女装をしているのか」。涼は外見が良く、周りに近寄ってくる女子はみんな見た目で判断をしていて、中身を見てもらえないからだと答えた。静歌はそんな涼から好かれて嬉しかったのだが、なかなか自分に自信が持てず、素直に好きだと表現できなかった…涼は、そんな静歌の腕を引っ張って二人きりになれる観覧車へと向かう…

第7話：「煽ったのはキミだからね」

突然の雨でびちゃびちゃに濡れた衣服のせいで寒がる静歌に涼は優しく羽織をかける。しかし涼も寒がっていたので観覧車の中で二人はくっついていた。そして自信のなさそうな静歌に涼は優しく思いを告げる。なぜたくさん寄ってくる女性がいるにも関わらず静歌なのか…涼の思いを聞いた静歌は少し自分に自信が持てたような気がした…そして二人は濃厚なキスをして…

第8話：「またデートしてほしいな」

始めの内は、自分の気持ちに整理がつかなかった静歌だが、観覧車が終着に近づくに連れ、涼のことが大好きになっていた。一日中楽しんだ二人は帰路についていたが、静歌は今まで自分が良くしてもらってばかりで、何も涼に返せていないのを悔いていた。この気持ちを涼に伝えると「じゃあまたデートしてほしい」と嬉しい返答だった。次のデートの約束をした二人はすっかり恋人同士のようになっていた…

第9話：「もったいないよ。ちゃんと綺麗にしないと」

約束のデートでカフェを訪れた二人。女子限定のスイーツに舌鼓しながら静歌の料理の腕前の話題となる。涼は静歌の手料理を食べてみたいと期待した様子で喋っていた。後日、この言葉を覚えていた静歌は涼のために手作りスイーツを作り、緊張しながらも涼の学校へ向かった。涼に初めて電話を掛けてみると、なんと涼は学校の女子達に追いかけ回されて隠れているとのことだった…涼に電話で誘導され、隠れている部屋に到着。静歌は照れながら手作りシュークリームを差し出し涼に食べてもらうと、「すごく美味しい」と絶賛！「静歌ちゃんにも食べさせてあげる」と涼がシュークリームを静歌の口元に持っていくと、照れた静歌は思わず涼の手をはたいてしまう…静歌の太ももにクリームが付いてしまい、拭き取ろうとした静歌を涼が静止し、付着したクリームをペロペロ舐め始めて…

第10話：「…かわいいな」

予鈴が鳴り、涼はゼミに行くことになり、静歌は涼が終わるまでの間、校内を見学することにした。いろいろ探索していると、校舎の角で「桜井菫」とぶつかりそうになる。静歌は「すごく綺麗な人だな」と思っていると、菫がこの大学の”ミス”で涼が”ミスター”で「付き合ってしまえばいいのに」と言う噂話を耳にしてしまう…自分に自信を持てない静歌は胸が張り裂けそうになり、一人で泣いてしまう…そこにゼミが終わった涼が現れて…

第11話：「絶対に嫌だ。諦めるなんてできない」

一人で涙している静歌に驚き、優しく声をかける涼。そんな優しい涼に対して、素直になれずモヤモヤしている静歌は自分自身に腹が立ち、「自分には好きな人がいる」と言い残し、涼の前から立ち去ってしまう…自分の嫉妬心やワガママで涼を困らせたりしている罪悪感にかられる静歌の元に、静歌に好意を寄せている「倉谷奏介」が現れる。そして奏介に突然告白された。驚いた静歌だが、涼との事も重ね合わせて、中途半端な返答は相手を困らせるだけだと悟り、ハッキリと断った。すっきりした奏介が立ち去った後、一連の話を裏で聞いていた涼が現れて、静歌の腕を掴み…

第12話：「好きだ…本当に好きだ…」